オリジナル楽曲「Hard Rockをあなたに」

昔ながらのHard Rockサウンドで歌う初音ミクです。宅録を再開した際に、ハードロックを１曲は作ってみたいと思ってました。高校時代にDeep PurpleやRainbowのコピーをやるバンドを組んでいたこともあり、ブリティッシュハードロックサウンドにしたくて、編成はドラム・ベース・オルガン・ギターにボーカルというDeep Purpleと同じにしました。イントロは前から暖めていたリフがあったので、そのリフを使うことにして、あとはそのリフから無理なく続くそれっぽいコードをつなげただけなので、曲はかなり早くできました。この時点でバックトラックをざっと録音し、それを聴きながらメロディを考えました。曲の出だしのメロディはすぐに浮かんだのですが、イマイチ後に続きません。いろいろ試しているうちに、メロディの出だしの位置がおかしいことに気づきました。そこで、開始位置を少し前にずらしたところしっくりときて、あとはスラスラと出てきました。ハードロックなので歌と同じ比重でギターやオルガンのソロがなければなりません。歌の１番と同じ長さをそのままソロにして、ギター→オルガン→ギターとオルガンのハモり→ギターにすることにしました。当初はソロの中でお約束のキメのフレーズを入れようかとも思いましたが、歌と同じメロディをギターとオルガンでハモりのでもいいかと思い、単純な構成にしてます。メロディが決まった時点で曲の構成が固まったので、ドラムとベースをいつものようにiPadたたいて録音しました。ドラムは１曲をとおして叩ききることはできないので、もたってきそうになっては止め、そこから再開しを繰り返して録音しました。実際ところどころかなりもたってます。ギターは通しで一気に弾いたほうがハードロックっぽいかと思い、重ねませんでした。ほぼ一発テイクです。オルガンは腕前にかなり難点ありなので、ソロがイマイチですが、ソロの部分だけ最初に弾いたフレーズをあとからもう一度なぞって重ねただけのシンプルなバックです。
あとは歌詞です。若い？初音ミクと７０年代ハードロックが交わるチュエーションって何があるかと思い、オヤジバンドがハードロックを演奏するのを応援するというテーマにしました。要は自分たちへの応援歌ですが、仮にバンドを再開するとしたらどんな姿なのかを思い描いたら結構すんなり書けました。このサウンドに初音ミクの声でしかも日本語の歌詞がマッチするとは思ってませんでしたが、意外にマッチしているのではないかと思ってます。
ハードロック自体に触れる機会はずっとなかったのですが、体に染み付いているのか結構すんなりとできた曲です。後から気づきましたが、イントロのドラムのパターンはLed Zeppelinの「Rock And Roll」の影響をモロに受けてます。